5円くん、社会保険って知ってる?
当たり前じゃないですか!
具体的にどんな保険かわかるかな?
え、どんな保険?知らない…。
「社会保険」といわれても、どんな保険で何をしてくれるものか、よくわからないですよね。そんな日本の社会保険ですが、実は世界でもトップクラスに充実している制度なんです。
この記事では、よく知られていない社会保険をわかりやすく解説します。国の制度を最大限に活用するためにも、しっかり学びましょう。
- 社会保険の役割と種類
- 社会保険で受けられる補償内容
- 会社員とフリーランスの社会保険の違い
「社会保険ってなんだろう」とモヤモヤしている方はぜひご覧ください!
社会保険とは?
社会保険は、日本に住むすべての国民が加入する国の保険です。
〇〇生命などの民間保険も保険料を負担しあい、事故にあった人に給付金を支給するものですよね。社会保険も同じで国民全員が保険料を支払い、その保険料が病気・ケガをした人への給付や高齢者の年金などに充てられています。
たとえば病院で支払う医療費は3割負担となっており、残りの7割は国民が支払った保険料で負担しています。社会保険がなければ全額支払わないといけませんが、みんなで負担しているから3割負担で医療が受けられています。
え!?でもボクは保険料を払ってないよ!
それはお父さんやお母さんに「扶養」してもらっているからだよ
「扶養」については動画でも詳しく解説しているよ!
社会保険の役割
社会保険は医療費以外にも使われおり、主に以下のものがあります。
- 老後・介護資金の給付
- 失業したときの補償
- 業務中のケガの補償
どれも生活をしていれば、起こりうる病気や事故です。
ただ、保険料を徴収する国からしてみれば保険料を一括で支払われても、どの用途で使うえば良いかわかりづらいですよね。そのために健康保険や介護保険、労災保険などに分けて保険料を徴収しています。
社会保険の全体像
国が運営している社会保険は、以下のものがあります。雇用状況によって加入できる保険や、受けられる補償が異なります。
会社員と個人事業主では加入する社会保険が違う
会社員とフリーランスでは、加入する社会保険が以下のように分けられています。
- 健康保険(医療保険)
- 介護保険
- 厚生年金保険
- 雇用保険
- 労災保険
- 国民健康保険(医療保険)
- 国民年金
少し難しい言葉でいうと「雇用されているか、雇用されていないか」の違いだよ!
社会保険の「広い意味」と「狭い意味」
社会保険には大きく2つの意味があり、一般的には狭い意味の社会保険がことをいうケースが多いです。
- 健康保険
- 介護保険
- 厚生年金保険
- 雇用保険
- 労災保険
- 健康保険
- 介護保険
- 厚生年金保険
お母さんが「アルバイト先の社会保険に入るの?」って聞かれたよ
それは狭い意味の社会保険だね!
社会保険の種類と内容
ここからは、一つひとつ社会保険の種類と内容を解説します。
健康保険(医療保険)
病気やケガなどの治療費の一部負担したり、出産した人に給付金を支給してくれたり、医療にまつわる公的保険を健康保険(医療保険)といいます。
健康保険は、職業や年齢によって以下の3種類に分けられます。
- 健康保険:会社員や公務員が加入する保険
- 国民健康保険:自営業・フリーランス・無職の人が加入する保険
- 後期高齢者医療:75歳以上の人が加入する保険
分かれているのは管轄機関と自己負担額が違うからだよ。健康保険はこの記事で詳しく解説してるよ!
介護保険
介護が必要な方に介護費用の一部を給付してくれる公的保険が「介護保険」です。介護保険は40歳以上の方が加入し、保険料を支払います。
介護保険料は国民健康保険料と一緒に徴収されるよ!介護保険はこの記事で詳しく解説してるよ!
年金保険
毎年定期的に給付されるお金を「年金」といい、年金保険では以下の3種類が給付されます。
- 老齢年金:老後の生活を支える年金
- 障害年金:障害を持つ方に給付される年金
- 遺族年金:亡くなった方に生活を支えられていた遺族に給付される年金
つまり、年金は老後にもらえるお金だけではないということです。そして年金保険は、国民年金と厚生年金に分かれています。
国民年金
国民年金は、会社員や自営業、フリーランス問わず、全員が加入しています。会社員などが加入する厚生年金は、国民年金保険料分を含んだ金額が徴収されています。
国民年金の保険料と受給金額は、すべての国民が同じ金額だよ!
厚生年金
厚生年金は、会社員と公務員など雇用されている人が加入します。保険料は受け取っている給与によって異なり、給与が高いほど支払う保険料と受け取れる年金額が増えます。
年金保険は、この記事で詳しく解説してるよ!
労働保険
労働保険は健康保険や年金保険と異なり、会社員(労働者)しか加入できません。労働保険は大きく雇用保険と労災保険に分けられ、補償内容が異なります。
雇用保険
雇用保険は主に失業した人に給付される保険をいい、失業保険とも呼ばれています。ほかにも資格取得や補助金、会社の助成金などにも使われており、雇用されている人を守る保険です。
保険料は毎月の給料から差し引かれています。失業保険はこの記事で詳しく解説してるよ!
労災保険
労災保険は、仕事中に起きたケガや病気の治療費を給付してくれる保険です。保険料は会社が全額負担してくれ、治療費の自己負担がありません。
「ケガは健康保険」と間違われがちですが、業務に関わる治療はすべて労災保険が適用されます。それぞれの違いは以下の通りです。
労災保険はこの記事で詳しく解説してるよ!
まとめ:社会保険は国民が全員加入する国の保険
日本の社会保険は、あらゆるリスクを保障してくれる世界最強の保険です。社会保険を知ることで、もしものリスクや不要な民間保険の加入を回避できます。
もっと社会保険のことを知りたい方は他の記事もあわせてご覧ください。
- 社会保険はすべての国民が加入する国の保険
- 保険料は病気や事故に使われている
- 会社員と個人事業主では加入する社会保険が違う
これからも「日本人がお金に強くなることが日本を強くする」と信じて、ブログやYouTube・Voicy、学校の授業をがんばります。
それでは今日も素敵な一日を。
最後まで読んでくれたあなたに、幸あれ!
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