「退職したら困る」って言われたんだけど、どうしよう…
退職したい気持ちを大切にしたほうがいいよ！
でも、どうすればスムーズに退職できるの？
スムーズに退職する方法とNG例を紹介するね！
退職したいと会社に伝えても、人手不足などを理由に「退職したら困る」と言われて困っている人も多いのではないでしょうか。
日本では法律で「退職の自由」が認められているため、会社が社員の退職を拒否することはできません。
退職したら困ると言われても、退職の意思が揺るがないのであれば、適切に対処して退職手続きを進めましょう。
- スムーズに退職するためのポイント
- 退職したら困ると言われたときの対処法
- 退職したら困ると言われたときのNG行動
円満退職できるように、ポイントを押さえておこう！
スムーズに退職するためのポイント
スムーズに退職するためには、以下のポイントを押さえておくことが大切です。
- 早めに退職意思を伝える
- 会社の繁忙期を避ける
- 転職先を決めておく
- 引継ぎ準備をしておく
早めに退職意思を伝える
法律では、退職の申し出から2週間後には退職できると定められています。しかし、スムーズに退職するためには、早めに退職意思を伝えることが大切です。
退職日の2週間前に意思表示をすると、後任への引継ぎや部署異動などをする時間が十分に確保できないことから、退職を引き止められる可能性が高くなります。
退職日の3ヶ月前を目安に余裕をもって退職意思を伝えましょう。
会社を円満に退職する手順は、この記事で詳しく解説しているよ！
会社の繁忙期を避ける
会社の繁忙期に退職を希望すると、忙しいことを理由に退職時期を引き延ばされたり、会社や同僚に迷惑をかけてしまったりする可能性があります。引継ぎを丁寧にしたくても、慌ただしい職場では落ち着いてできません。
退職時期と会社の繁忙期が被らないように、可能な限り調整しましょう。
転職先を決めておく
退職の申し出をしたときにすでに転職先から内定が出ていると、上司も引き止めにくくなります。入社日が決まっていれば、退職時期の延長交渉も断りやすくなるでしょう。
転職先を決めてから退職すると職歴にブランクが生じない、収入が途切れないなどのメリットもあります。日々の業務をおろそかにしないように注意しながら、在職中に転職活動を進めましょう。
転職の流れは、この記事で詳しく解説しているよ！
引継ぎ準備をしておく
退職することを決めたら、早いうちから引継ぎ準備をすることが大切です。引継ぎ作業がスムーズに進まないと、退職日が延期されてしまう可能性があります。
担当業務を洗い出し、以下のような項目を記載した引継ぎ資料を作成しましょう。
- 担当業務の概要・目的
- 業務の進捗状況
- 業務全体の流れや手順
- トラブル事例と対処法
- データや資料の保管場所
- 取引先リスト など
後任者が1人でもスムーズに業務を進められることを意識して引継ぎ資料を作成しましょう。後任者への引継ぎが済めば、上司も退職を受け入れやすくなります。
退職までに後任者が確保できない場合は、上司や関係者が閲覧しやすい場所に引継ぎ資料を保管しておきましょう。
退職日を決めるときは、引継ぎ期間も考慮しておこうね！
退職したら困ると言われたときの対処法
退職したら困ると言われても意思が揺るがないのであれば、冷静に対処して退職しましょう。
適切に対処すれば退職できるよ！
前向きな退職理由を伝える
会社の待遇や人間関係に不満があるといったネガティブな退職理由では「待遇を改善するから」「人員配置を変えるから」と言われて、引き止められる可能性が高くなります。
退職するときには、応援したくなるような退職理由を伝えることがポイントです。
たとえば、「今の会社では得られない経験を積める会社へ転職する」「業界を変えて新たな仕事に挑戦したい」などの前向きな退職理由を伝えましょう。
上司以外の人事権がある人に相談する
退職意思は、まず直属の上司に伝えるのがマナーです。ただし、直属の上司がまったく聞き入れてくれない場合は、上司よりも上の立場の人や人事部など上司以外の人事権がある人に相談する方法もあります。
いきなり上司以外の人に相談するのはマナー違反だから注意してね！
退職の意思を記録に残す
法律では、会社が退職届の受理を拒否できないとされているものの、会社によっては拒否する場合があります。
退職届を受理してもらえない場合は、退職の意思を記録に残すために社内メールを使ったり、内容証明郵便を利用したりする方法があります。内容証明郵便とは「いつ誰が誰に対してどのような文書を送付したのか」を証明できる郵送方法で、退職届を提出したことを証明できます。
退職願と退職届には以下のような違いがあります。
どうしても退職を受け入れてもらえないときに内容証明郵便で送るのは「退職届」だから間違えないように注意してね！
退職代行サービスを利用する
退職届を受け取ってもらえない場合や、パワハラによって自分で対処するのが不安な場合は、退職代行サービスを利用しましょう。
退職代行サービスは、労働者の代わりに代行業者や弁護士が退職交渉してくれるサービスです。第三者が間に入って交渉してくれるので、心理的負担を大きく減らせます。
退職代行ガーディアンなどの弁護士と委任契約している退職代行を選ぶと、有給消化や給与の交渉までしてくれるよ！
退職したら困ると言われたときのNG行動
退職したら困ると言われたときに、以下のようなNG行動をしないように注意しましょう。
- 会社の悪口を言う
- 強引に有給消化する
- 無断欠勤する
一時の感情で行動すると、後悔することになるよ！
会社の悪口を言う
退職したら困ると言われたからといって、会社の悪口を周囲に言うのはやめましょう。
退職後も転職先などで在籍していた企業とつながる可能性があります。今後の仕事での付き合いに影響を与えるかもしれないので、悪口を言わないように心がけましょう。
また、SNSに悪口を投稿して、会社に大きな損害が発生すると、損害賠償請求に発展する可能性もあるので注意が必要です。
好印象のまま退職することを意識しよう！
強引に有給消化する
有給消化は、退職予定の人が退職日までに残っている有給休暇をすべて取得することです。残っている有給は退職日以降に取得できないため、会社は有給消化を拒否できません。
ただし、引継ぎをしないまま有給消化に入ると、残された人たちに迷惑がかかってしまうので注意が必要です。同僚との関係性を悪化させないためにも、有給消化前に引継ぎを終わらせましょう。
無断欠勤する
退職したら困ると言われても、無断欠勤するのはやめましょう。無断欠勤すると、ほかの人に迷惑がかかるうえに、最悪の場合は懲戒解雇されてしまう可能性もあります。
懲戒解雇された経歴は、転職活動にも影響を与える可能性があるので注意しましょう。
無断欠勤してしまう前に、退職代行ガーディアンなどの退職代行サービスを頼ろう！
まとめ：退職したら困ると言われても冷静に対処しよう
退職の意思を伝えても、人手不足などを理由に退職したら困ると言われる場合があります。困ると言われても意思が揺るがないのであれば、退職したい気持ちを大切にしましょう。
スムーズに退職するためには、早めに退職意思を伝えたり、引継ぎ準備を進めたりすることが大切です。退職を拒否されてしまう場合は、退職代行ガーディアンなどの退職代行サービスを利用しましょう。
退職代行ガーディアン】
退職に必要な書類や手続きは、以下の記事で解説しているので退職前に確認しておきましょう。
これからも「日本人がお金に強くなることが日本を強くする」と信じて、ブログやYouTube・Voicy、学校の授業をがんばります。
それでは今日も素敵な一日を。
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