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円安が騒がれるのはなぜ?インフレと金利との関係もわかりやすく解説

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大河内さん

5円君、円安って知ってる?

5円くん

なんとなく知ってるよ!

大河内さん

じゃあインフレや金利との関係はわかる?

5円くん

何を言っているのか、さっぱりわからないよ…。

今世間では「円安だ!」と騒がれていますが、円安とは何かをきちんと説明できる人は少ないのではないでしょうか。

円安への理解を深めるには、インフレや金利との関係性を知ることが大切です。円安の理解ができていなければ、インフレで物が買えなくなったり、住宅ローン金利が上がって家計が苦しくなったりする可能性があります。

円安への理解を深めて、お金への不安を少しでも減らしましょう!

この記事でわかること
  • 円安・インフレ・金利の概要と違い
  • 円安が私たちの生活に与える影響

↓動画で視聴したい方はこちら↓

円安・インフレ・金利のおさらい

まずは円安・インフレ・金利の関係を理解するために、それぞれの概要をおさらいします。

円安とは?

円安とは、円の人気が下がり、価値が下がっている状態をいいます。一般的に世界の中心とされる基軸通貨の「ドル」と比較して、円の価値を判断することが多いです。

たとえば、2021年1月は103円で1ドル手に入っていたのに、2022年10月は145円も払わないと1ドルが手に入らない場合には、1ドル手に入れるために必要な円が多くなっているので、円の価値が下がっているといえるのです。

近年はアメリカのドルだけではなく、マレーシアやインドなど東南アジアのほとんどの通貨に対して円安になっています。

5円くん

日本は相当厳しい状態なんだね…

インフレとは?

インフレとは、モノの値段が上がることです。

100年前と今を比べるとモノの値段が上がっており、世界全体がずっとインフレしています。これからもおそらく上がり続けるでしょう。

ただ、1年や2年という短期的な視点で見た場合は、インフレやデフレを繰り返しています。その背景には、円安や金利が深く関係しているのです。

大河内さん

インフレについては、この記事で詳しく解説しているよ!

金利とは?

金利とは、お金の貸し借りをするときに、お礼として支払われるお金です。

たとえば銀行から金利1%で100万円を借りたら、1年後にお礼として1万円の利息を支払うイメージです。

金利が上がると、企業は借り入れをしにくくなります。返済額が増えて、経営を圧迫してしまうためです。金利は経済状況に大きな影響を与えるため、日本では「日本銀行」が調整役を担っています。

円安・インフレ・金利の関係

ここからは、円安・インフレ・金利がどのような関係性があるのかを解説します。

大河内さん

関係性がわかると理解がグッと深まるよ!

円安と金利

円安は円の人気が下がることでしたが、その人気には金利も関係しています。

たとえば、銀行に預けたら1年後に金利がたくさんついてくる通貨と、ほとんど金利がつかない通貨はどちらが人気が出ると思いますか?

当然、金利が高い通貨の人気が出ます。

円安の状況に当てはめると、金利の高い前者がドルで、金利の低い後者が日本円なのです。

世界中が10〜20年の低金利時代から抜け出そうとしている状況で、日本の金利だけが上がらなければ、ますます円安を加速させてしまうでしょう。

5円くん

通貨の人気は金利で決まるんだね!

インフレと金利

金利を引き上げる理由には、インフレを抑制するという意図があります。

金利が上がると企業は資金調達をしにくくなり、設備投資や賃上げなどに消極的になります。

すると消費者の給料が上がらず、消費行動が抑えられ、モノの需要が減ってデフレになっていくのです。

これが金利を上げるとインフレが抑制される仕組みです。

しかし、日本は超低金利時代であっても給料が上がらず、国民の消費行動が少ないためインフレしませんでした。

5円くん

これからの日本が心配だね…。

円安とインフレ

円安が進むと、円の価値が下がるため、外国からの輸入コストが上がります。

100円で1ドルのモノが買えていたのに、130円払わないと買えなくなってしまうからです。

ダイレクトに影響を受けるのは、外国からの輸入品を仕入れて商売をしている人です。仕入れコストが上がり、値上げをしない限り利益が減ってしまうのです。

日本はガソリンや石油のほとんどを輸入しており、物流コストが上がれば企業が商品の値上げをするため、私たちの生活にも直結します。

円安の状況では、買いたい人は増えていないのに、モノの値段が上がる悪いインフレになりやすいです。

まとめ:円安だけではなく全体のつながりを把握しよう!

円の価値がドルなど他の通貨に比べて下がっていることを円安といい、低金利などが原因に挙げられます。しかし、価値を上げるために金利を上げればいいという単純な問題でもありません。

金利を上げれば、企業の負担が大きくなり成長を止めてしまうため、広い視野で日本の経済状況を見ることが大切です。

何よりも、国民一人ひとりのマネーリテラシーが上がることが、日本が厳しい現状を突破するための大きな力になるでしょう。

  • 円安は円の価値が下がっている状態
  • 金利が高い通貨の人気があがる
  • 円安になると悪いインフレになる

これからも「日本人がお金に強くなることが日本を強くする」と信じて、ブログやYouTube・Voicy、学校の授業をがんばります。

それでは今日も素敵な一日を。

最後まで読んでくれたあなたに、幸あれ!

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