給料から引かれる社会保険料が高いな。少しでも安くできないかな?
社会保険料の負担はできるだけ小さくしたいよね。でも、安くするデメリットも知っておいた方がいいよ!
社会保険料を安くするのにデメリットもあるの?
社会保険料を減らすと、将来の年金が減っちゃうよ。社会保険料を下げる方法とデメリットを紹介するね!
社会保険料は、給与から約15%天引きされています。この数字を見て、社会保険料を安くしたいと考えている人も多いのではないでしょうか。
社会保険料を安くする方法には、3〜5月の残業や休日を減らしたり企業型確定拠出年金に加入したりする方法があります。
ただし、社会保険料が安くなると、年金や傷病手当金などの給付額が減ってしまう可能性があります。社会保険料を安くするだけでなく、副業や転職などで手取りを増やす方法もあわせて確認しておきましょう。
- 社会保険料を安くする方法
- 社会保険料を下げるデメリット
- 手取りを増やす方法
社会保険料を安くするリスクも知って正しく対処しよう!
↓動画で視聴したい方はこちら↓
サラリーマンが社会保険料を安くする方法
サラリーマンが社会保険料を安くする方法は、以下の2つがあります。
- 3〜5月の残業や休日出勤を減らす
- 企業型確定拠出年金を活用する
社会保険料が決まる仕組みとあわせて解説するね!
3〜5月の残業や休日出勤を減らす
社会保険料は、原則として4〜6月の平均給与から算出される「標準報酬月額」によって決められます。これを定時決定といい、9月分から1年間の社会保険料が決定されることとなります。
標準報酬月額は基本給だけでなく、残業手当や家族手当、通勤手当といった会社から現金または現物で支給されるものが含まれます。そのため、3〜5月の残業や休日出勤を減らせば、社会保険料の負担も小さくなります。
標準報酬月額には通勤費も含まれているため、基本給が同じでも自宅が遠い人のほうが社会保険料の負担が増えてしまいます。そのため、転職や引っ越しをする際は、余計な通勤費がかからないかも確認しておくとよいでしょう。
企業型確定拠出年金(DC)を活用する
勤務先が企業型拠出年金に対応していれば、積極的に活用しましょう。
企業型確定拠出年金とは、企業が拠出した掛金を従業員が運用し、老後資金を準備するための年金制度です。企業が拠出した掛金は原則、給与として扱われないため、社会保険料の負担が大きくなることがありません。
ただし、企業の掛金に従業員が上乗せする「マッチング拠出」を活用した場合は、掛金が標準報酬月額に含まれるため、社会保険料が高くなってしまうので注意しましょう。
まずは勤務先が企業型確定拠出年金を採用しているかを確認しよう!
社会保険料を下げるデメリット
標準報酬月額は、年金や傷病手当金、出産手当の受給額を計算する際に使われているため、社会保険料を減らすことで将来に受け取れる金額が減ってしまう可能性があります。
そういった状況にならないためにも、標準報酬月額を減らすことによって給付額がどれほど減るのかを確認しておくことが大切です。
現在の負担が減ったとしても、将来の生活が苦しくなってしまうかもしれないんだね…
年金や傷病手当金、出産手当の受給額については、これらの記事で詳しく解説してるよ!
社会保険料を安くする以外で手取りを増やす方法
手元に残る金額を増やす方法には、社会保険料を安くすることだけでなく、収入を上げたり支出を減らしたりする以下の方法があります。
- 副業する
- 転職する
- 家計を見直す
手取りを増やすポイントは、収入を増やすことと支出を減らすことだよ!
副業する
本業の給料から社会保険料を納めているサラリーマンは、副業で得た収入から社会保険料を負担する必要がありません。そのため、副業で稼いだ分だけ手取り金額が増やすことができます。
ただし、一定要件を満たした2ヶ所以上の勤務先から給料を受け取った場合は、それぞれの給料から社会保険料を納めなくてはなりません。社会保険料の負担を減らしたいのであれば、雑所得や事業所得が得られる副業を選びましょう。
副業には社会保険料を下げるだけでなく、節税効果も期待できるよ!詳しくは、こちらの記事で紹介してるよ!
転職する
社会保険料を抑えることだけでなく、転職して収入を増やすことも視野に入れましょう。
収入が増えれば、社会保険料の負担も大きくなりますが、手元に残る金額を増やすことにつながります。また、徒歩や自転車で通勤できる会社に転職できれば、標準報酬月額に通勤費が含まれなくなるため、社会保険料を抑える効果も期待できます。
転職の流れやおすすめの転職サイトは、こちらの記事で紹介しているよ!
家計を見直す
家計を見直して支出を抑えられれば、手元に残るお金を増やすことができます。
家計を見直す際は、光熱費や通信費、保険料などの固定費から削減するのがおすすめです。契約先を変えるだけで、月5,000〜10,000円の固定費を減らせる場合もあるので、満足度を下げることなく節約できるでしょう。
満足度を下げずに固定費を下げる方法は、こちらの記事で紹介しているよ!
まとめ
社会保険料を安くするには、3〜5月の残業や休日出勤を減らしたり、企業型確定拠出年金を活用したりするなどの「標準報酬月額」を抑える対策が必要です。
しかし、標準報酬月額を減らしてしまうと、年金や傷病手当金などが少なくなってしまうので注意が必要です。
手元に残るお金を少しでも増やすためには、社会保険料を安くすることだけでなく、転職や家計の見直しもあわせて検討していきましょう。
▶︎初めて転職する人必見!転職の流れとおすすめの転職サイトを紹介
▶︎固定費を極限まで下げる方法!ストレスを感じにくい節約方法も紹介
これからも「日本人がお金に強くなることが日本を強くする」と信じて、ブログやYouTube・Voicy、学校の授業をがんばります。
それでは今日も素敵な一日を。
最後まで読んでくれたあなたに、幸あれ!
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