将来のためにお金を増やしたいけど投資するのは怖いな…
投資は必ずしも怖いものではないよ!
そうなんだ!詳しく教えて!
投資に興味があっても「投資=怖い」というイメージから行動に移せない人は多いのではないでしょうか。「投資=怖い」は誤った認識であり、投資のリスクは自分自身で抑えることができます。
投資への不安を解消するためにも、投資の正しい知識を身に付けましょう。
- 投資の基礎知識
- 「投資=怖い」というイメージが付いた背景
- 投資は怖くないといえる理由
投資は怖いと感じている人は参考にしてみてね!
↓動画で視聴したい方はこちら↓
そもそも投資とは?
「投資=怖い」というイメージを持っている人は、投資の一部分である株式投資のみを指して誤解をしているケースがほとんどです。
そもそも投資とは、お金を支払うことで将来のお金を増やしたり、自由に使える時間を増やしたりすることです。
投資によって時間が増える例には、設備投資や自己投資が挙げられます。例えば、パソコンを買って生産性を向上させれば、作業にかかる時間を削減でき、自由に使える時間が増えます。
また、本を読んだり健康のためにジムに行ったりすることも投資といえるでしょう。
このように、投資にはさまざまな形があり、株式投資は「投資」の一部に過ぎません。
世間では「株式投資=怖い」が「投資=怖い」にすり替わっている傾向があります。投資全般を怖いと決めつけず、怖い投資と怖くない投資があることを把握することが大切です。
投資は怖いというイメージになりやすい背景
「投資=株式投資=怖い」という認識が広がったのは、メディアによる影響が大きいといえます。
メディアで取り上げられる投資は、インパクトのあるギャンブル性が高いものが多いでしょう。加えて、投資で一発逆転してお金が増えたといったポジティブな内容だけでなく、投資に失敗して大きな損失を出したというネガティブなことを強調している傾向があります。
このようなニュースだけを見ていると「投資=怖い」といった認識が刷り込まれてしまいます。
「投資=怖い」の誤った認識を取り払うには、自分自身で正確な情報を集めることが大切だよ!
投資には怖いものもある
初心者におすすめできない怖い投資が存在するのも事実です。
例えば、勉強をせずに始める株式投資や、レバレッジを活用したFXトレードなどが怖い投資に該当します。
レバレッジとは、元手の何倍もの資金を動かすことのできる仕組みのことです。レバレッジをかけて取引すると、自分が支払った以上に損をする恐れがあります。例えば、100万円の投資資金を使って、200万円分の損をすると、100万円の借金を背負うことになります。
このようなリスクの高い投資は、大きな損失を出す可能性があるため、おすすめできません。
一方、損をする確率が低く、時間の経過とともに少しずつ利益が増えていくような堅実な投資を選べば、リスクを抑えながら資金を増やせる可能性があります。
投資は怖くないといえる2つの理由
怖い投資はあるものの、それでも投資は怖くないといえる理由には、以下の2つがあります。
- 政府でさえも年金制度の財源確保のために投資をしている
- 投資期間や投資先によって運用成績が変わる
投資は怖くないといえる2つの理由を見ていこう!
政府でさえも年金制度の財源確保のために投資をしている
政府でさえも年金制度の財源を増やすために、国民から集めた保険料の一部を運用しています。
仮に、政府が投資に失敗すれば、日本の年金制度は破綻してしまうでしょう。しかし、政府はそのようなリスクが低いことを踏まえたうえで、投資という選択を取っています。
したがって、年金制度の財源確保の手段として選ばれている投資が怖いものであるはずがないといえるのです。
日本の年金制度では、現役世代が負担した保険料をそのまま高齢者の受給年金に充てています。しかし、急激な少子高齢化が進んでいる日本では、将来的に現役世代が納付している保険料や税金だけでは足りなくなる可能性が高いとされています。
そのため、政府は保険料の一部を給付に充てずに積立運用し、その収入を活用して安定的な年金給付を維持しようとしているのです。
年金積立金の運用は「GPIF」という独立行政法人に委託されているよ!
投資期間や投資先によって運用成績が変わる
投資は運用期間が長くなるほど、収益の振れ幅が小さくなり、安定的な収益を得やすくなります。
また、投資先を吟味したり、分散したりすることでもリスクを抑えることができます。
ここからは、政府に年金運用を委託されているGPIFの運用実績やポートフォリオを例に、リスクを抑えられる投資方法を見ていきましょう。
GPIFの運用実績
下図からわかるように、GPIFが運用している年金積立金の収益額は右肩上がりで、好調といえます。
累積収益は、2001年から最初の10年ほど上がったり下がったりしているものの、ここ5年間で急激に伸びています。このように長く運用するほど、収益の振れ幅が小さくなり、安定的な利益が期待できるといえるのです。
なお、GPIF が運用している年金積立金は、50年程度は取り崩す必要がない資金とされています。
個人が投資を始めるときも、同じように長期目線で始めることが大切だよ!
GPIFのポートフォリオ
ポートフォリオとは、金融商品の組み合わせのことをいいます。
GPIFのポートフォリオは、下図のように国内株式・国内債券・外国株式・外国債券それぞれが25%と同じ割合になっており、投資先を分散していることがわかります。
リスクやリターンの性質が異なる資産を組み合わせてポートフォリオを作ると、それぞれが補い合って安定して利益を得やすくなります。
GPIFで安定して利益を得られているのは、長期運用の影響も大きいですが、このような分散投資による効果もあります。
投資のリスクは工夫次第で抑えられるんだよ!
まとめ:投資のリスクは投資期間や投資先によって抑えられる
投資には、損をする確率が低く、時間の経過とともに少しずつ利益が増えていくような堅実なものもあります。また、投資期間や投資先によっては、損失を出すリスクを抑えられる可能性があります。
そのため「投資=怖い」という理由から投資を諦める前に、自分自身で正しい知識を学ぶことが大切です。
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これからも「日本人がお金に強くなることが日本を強くする」と信じて、ブログやYouTube・Voicy、学校の授業をがんばります。
それでは今日も素敵な一日を。
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