投資信託ってギャンブルなの?
投資信託は長期的な成長が見込めるからギャンブルじゃないよ!
そうなんだ!投資信託以外の投資もギャンブルじゃないの?
やり方によってはギャンブルになる投資もあるから紹介するね!
投資信託はギャンブルというイメージがあり、資産運用をなかなか始められない人も多いのではないでしょうか。投資信託は運任せでするギャンブルではなく、リスクを抑えて長期的に成長が見込める投資です。
ただし、投資のなかにはギャンブル性が高い投資もあるため、正しい知識を身につけてから取り組むことが大切です。
- 投資信託とギャンブルの違い
- ギャンブルになる可能性がある投資
- 投資信託の始め方
ギャンブルとの違いを理解して、資産運用を始めてみよう!
【結論】投資信託はギャンブルではない
投資信託はギャンブルではありません。どちらも元本保証はありませんが、ギャンブルが運任せで勝負するのに対し、投資信託は合理的な根拠をもとにリスクを抑えて利益を狙います。
投資信託をする際は、日本全体や世界全体の株価指数に連動した運用成果を目指すインデックスファンドに投資すれば、長期的な成長が見込めます。
たとえば、ニューヨーク証券取引所やナスダックなどに上場している主要500銘柄で構成されている「S&P500」の過去10年の値動きを見ると、以下のように右肩上がりになっていることがわかります。
今後もAIテクノロジーなどの技術進歩や世界の人口増加による消費の活発化によって企業の業績向上が見込めるといわれています。そのため、投資信託で長期投資することで利益を狙える可能性があります。
投資信託は、長期的な成長を見込んで投資するからギャンブルではないよ
投資信託の特徴
投資信託には、以下のような特徴があります。
- 少額から投資できる
- 分散投資ができる
- プロに運用を任せられる
1つずつ詳しく解説するね!
少額から投資できる
投資信託は、大勢の投資家から資金を集めて運用するため、少額から始められます。たとえば、図のように50万円の商品を5人の投資家で買うと、1人あたりの負担が10万円まで減らせます。
投資もギャンブルのように元本保証がないので損するリスクがありますが、少額から始めることで大きな損失を被るリスクを抑えやすくなります。
なかには100円から買える商品もあるよ!
分散投資ができる
投資信託は、国内外の株式や債券などの詰め合わせパックとして販売されているため、専門的な知識がない投資初心者でも簡単に分散投資できます。
複数の銘柄に分散投資しておけば、1つの銘柄が下落したとしても投資信託全体としてカバーできます。大きく値上がりする可能性は低くなりますが、大損するリスクを下げられるので、投資初心者におすすめの方法です。
投資信託の仕組みについては、以下の記事で詳しく解説しているよ!
プロに運用を任せられる
投資信託とは、投資のプロが投資家の代わりに資産運用し、その成果を分配してくれる金融商品のことです。
プロの豊富な知識と経験を活かして利益を狙えるため、初心者にもおすすめの方法です。運用状況は、月次レポートや運用報告書などで確認できます。
ギャンブルになる可能性がある投資
ハイリスク・ハイリターンな取引は、ギャンブルになる可能性があるので注意が必要です。大きな損失を避けるためにも、どのような投資がギャンブルになるのかを押さえておきましょう。
株式投資
株式投資とは、企業が発行する株式を保有することで得られる配当金や売却益によって利益を獲得する投資方法です。購入した株式の株価が大きく上昇すれば、大きなリターンを得られる可能性があります。
ただし、株式投資は特定の企業に投資するため、投資先の業績によっては大きな損失が発生するリスクがあります。根拠がないまま株式を購入すると、大きく値下がりするギャンブル性の高い投資になってしまうため、業績や株価を分析して成長が見込める投資先を選ぶことが大切です。
FX
FXとは、為替の値動きを予想して2種類の通貨を売買し、利益を得る投資方法です。FXでは売買のたびにスプレッドと呼ばれる手数料をFX会社に支払わなければならないため、相場全体の投資金額よりトレーダーの利益額が少なくなる「マイナスサムゲーム」であるといえます。
また、FX取引ではレバレッジをかけることで少額の自己資金で大きな取引ができます。レバレッジとは、少ない資金で大きな金額の取引ができる仕組みのことです。日本では、金融庁のレバレッジ制限によって最大レバレッジが25倍とされており、このレバレッジを利用すると4万円で100万円分の取引をすることもできます。
しかし、高レバレッジの取引は大きな利益を狙える反面、大きな損失を受けるリスクも高まります。大きな損失を避けるためにも、初心者はレバレッジ取引をしないようにしましょう。
暗号資産
暗号資産とは、インターネットを通じて交換できるお金のようなものです。代表的な暗号資産には、ビットコインやイーサリアムなどがあります。
暗号資産は価格変動が大きい通貨が多いので、想定以上の損失を受けてしまう可能性があります。そのため、暗号資産を始めるときは、損失が出ても生活に影響が出ない余剰資金で取り組むことが大切です。
先物取引
先物取引とは、現時点で取り決めた条件で将来の決められた日に取引することを約束し、売買益を得る投資です。投資対象には、石油や貴金属、株価指数、債券などがあります。
先物取引は、レバレッジをかけて自己資金よりも多い金額の取引ができるため、予想が当たると大きな利益を得られる可能性があります。一方で、予想が外れると大きな損失を被る可能性があるので、リスクが高い取引といえるでしょう。
投資信託の始め方
投資信託はインターネットを使って購入でき、以下の流れで始められます。
- 口座を開設する
- 投資信託を選ぶ
- 新NISAやiDeCoを活用する
手順を詳しく解説するね!
1.口座を開設する
投資信託を購入するには、口座開設が必要です。投資信託は、店舗型の銀行や証券会社、実店舗を持たないネット銀行やネット証券で購入できます。
店舗型の銀行や証券会社では、人件費やテナント料を回収するために購入時手数料が高く設定されていたり、信託報酬が高い商品を勧められたりする可能性があるので注意が必要です。
ネット証券は、店舗型の銀行や証券会社よりも手数料が安く、取扱ファンド数も多いのでおすすめです。
おすすめのネット証券会社は、SBI証券か楽天証券だよ!
2.投資信託を選ぶ
口座を開設したら、投資目的に合わせて投資信託を選びましょう。投資信託を選ぶ際は、老後資金のために長期投資するのか、結婚資金や教育資金のために中長期投資するのかといった目的を明確にすることが大切です。
銘柄ごとの運用実績や手数料などが記載された目論見書を確認して、投資目的に合う銘柄を選びましょう。
3.新NISAやiDeCoを活用する
投資信託を始める際は、節税効果がある新NISAやiDeCoを活用するのがおすすめです。
新NISA
新NISAは、投資信託や個別株などに投資して得た利益が非課税になる制度です。通常、投資で得た利益には約20%の税金がかかりますが、NISA口座を活用すれば何年運用しても税金がかからず、運用益をそのまま受け取れます。
また、新NISAのつみたて投資枠では、長期・積立・分散投資に適した投資信託を購入できるため、投資初心者も安心して始められます。
新NISAについて詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてね!
iDeCo
iDeCoは、将来受け取る年金を自分で積み立てる制度です。掛金が全額所得控除となったり、運用益が非課税になったりするメリットがあります。
積み立てたお金は投資信託を使って運用でき、60歳以降に年金または一時金として受け取れます。
ただし、iDeCoの資産は原則60歳まで引き出せないので、急にお金が必要になったときに困らないように、生活費や緊急時に備えたお金を確保したうえでiDeCoを活用しましょう。
iDeCoの仕組みや特徴は、以下の記事で詳しく解説しているよ!
まとめ:投資初心者は投資信託から始めてみよう
投資信託は長期的な成長を見込んで投資するため、運任せのギャンブルとは異なります。少額から分散投資ができ、プロに運用を任せられるので初心者にもおすすめです。
株式投資やFXなどの投資は、ハイリスク・ハイリターンな取引をするとギャンブルになるため、正しい知識をもとにリスクを抑えて取引しましょう。
- 投資信託はギャンブルではない
- 投資初心者には投資信託がおすすめ
- 株式投資やFXはギャンブルになる可能性がある
これからも「日本人がお金に強くなることが日本を強くする」と信じて、ブログやYouTube・Voicy、学校の授業をがんばります。
それでは今日も素敵な一日を。
最後まで読んでくれたあなたに、幸あれ!
誰でもお金について学べるギャグ漫画を作りました
貯金、年金、保険、節税、投資、2,000万円問題…etc.を1冊の漫画で解決!
こどもから大人まで、幅広い層に愛されているお金の本です。お金について学んでほしい”家族や友人へのプレゼント”にも最適!
まずはザックリと、ギャグ漫画でお金の基礎を学ぶのがおすすめです!