クレジットカードの明細から事業用とプライベートのどっちで使ったか確認するのが大変…
個人事業専用のクレジットカードを作ればいいんじゃない?
クレジットカードを何枚も持つのが不安なんだよね。
OK!メリット・デメリットを詳しく紹介するね!
クレジットカードを、個人事業用とプライベート用の両方で利用している人のなかには「クレジットカードの経理処理が面倒」と感じている方が多いのではないでしょうか。
事業専用のクレジットカードを用意すれば、確認作業が減るだけではなく、年会費を全額経費にできたり利用限度額が増えたりするメリットがあります。
さらに会計ソフトを使いこなすことで、効率よく経理処理ができるので、ぜひ取り組んでみてください。
- クレジットカードを分けるメリット・デメリット
- 会計ソフトの活用方法
- おすすめの会計ソフト
クレジットカードのデータを連携できる会計ソフトを選ぶのがポイントだよ!
クレジットカードを分ける5つのメリット
クレジットカードを分けるメリットは、以下の5つです。
- 経理処理や確定申告がラクになる
- 年会費も経費にできる
- お金の管理がしやすくなる
- カードの利用限度額が増える
- ビジネスカードの特典がつく
経理処理や確定申告がラクになる
クレジットカードを事業とプライベートで分けていなければ、どれが経費になるのか思い出しながら仕訳をしなければなりません。
事業用とプライベート用で分けておけば、クレジットカードの明細に記載されている項目をすべて入力すればいいので、入力ミスをするリスクを減らせます。
また、税務調査があったときに証明書類として提出しやすくなるメリットもあります。
年会費も経費にできる
プライベートと事業のカードを分けていなければ、クレジットカードの年会費を全額経費にすることができません。家事按分をすることで、年会費の一部を経費計上できますが、プライベートとの比率を計算する必要があるので、経理作業に余計な手間がかかってしまいます。
クレジットカードの年会費を経費計上するためにも、事業用のカードを準備するようにしましょう。
家事按分については、この記事で詳しく解説しているよ!
お金の管理がしやすくなる
クレジットカードの引き落とし口座を分けておくと、事業とプライベートの支出も別々にできるため、お金の管理がしやすくなります。
プライベートと同じカードを使っていると、事業を拡大するために設備を購入したり、教材を購入したりしたときに生活費がなくなってしまう可能性があります。そのような事態を防ぐためにも、事業とプライベートでクレジットカードを明確に分けておきましょう。
カードの利用限度額が増える
事業内容によっては、プライベートで利用しているクレジットカードの限度額を超えてしまう場合があります。
プライベートとビジネスのカードが分かれていれば、それぞれのカードで利用限度額が設定されるので、限度額に達してしまうリスクが下げられます。また、ビジネスカードは利用限度額が高く設定できるタイプもあるので、限度額を超える心配がある人はプライベートと分けておくのがおすすめです。
なお、クレジットカードの利用限度額は、審査結果によって変動するので、限度額が足りないときは複数枚のカードを作るのも手段の一つです。
クレジットカードを増やしすぎると、管理が大変だから注意してね!
ビジネスカードの特典がつく
ビジネスカードには、以下のような優待サービスが付帯されていることがあります。
- 出張サポート
- 備品購入時の優待
- 請求書支払い代行
- 会計ソフトの優待利用
- レストランやゴルフ場の予約代行
優待サービスの種類は、クレジットカードによって異なるので、優待内容を見ながらカードを選ぶのがおすすめです。
クレジットカードを分ける3つのデメリット
クレジットカードを分ける際は、以下のデメリットも押さえておきましょう。
- 年会費の負担が増える
- ポイントが分散してしまう
- カードの管理枚数が増える
年会費の負担が増える
事業用とプライベート用のクレジットカードを分けると、年会費の負担が増えてしまう場合があります。また、ビジネスカードは年会費が高く設定されている場合があるため、より負担が大きくなることも考えられます。
クレジットカードの年会費の負担を抑えるためにも、年会費無料のカードを選ぶようにしましょう。
ポイントが分散してしまう
事業用とプライベート用のクレジットカードを分けると、それぞれのカードにポイントが分散してしまいます。
ポイントに有効期限が設定されている場合があるので、期限内に使うために管理することにストレスを感じる人もいます。
ポイントを失効してしまわないかが心配な人は、ポイントの有効期限が長く設定されているクレジットカードを選びましょう。
カードの管理枚数が増える
クレジットカードを複数枚に分けると、どのカードを使えばいいのか迷ってしまうケースがあります。
ビジネスカードをプライベートで利用してしまった場合、カード明細にプライベートの支出が混ざってしまうため、経理処理をするときに混乱する原因になります。
使うクレジットカードを間違わないためにも、カードケース内の収納場所を分けるなどの対策をするようにしましょう。
会計ソフトと連携できる事業用クレジットカードがおすすめ
事業用クレジットカードと連携できる会計ソフトを選べば、カード明細のデータから判断して自動的に仕訳する機能が利用できます。自身で仕訳をする必要がないので、経理処理の時間を大幅に短縮することが可能です。
ただし、会計ソフトによっては、利用しているクレジットカードと連携できない場合があるので注意が必要です。
データ連携できる範囲が広く、使いやすい会計ソフトは以下の3つです。
クラウド会計ソフト | おすすめな人 |
freee会計 | 簿記まったく知らない人 |
マネーフォワードクラウド | データ連携で効率的に処理したい人 |
やよいの青色申告オンライン | サポートを受けながら進めたい人 |
操作方法や機能が異なるので、自分にあったソフトを探してみましょう。
会計ソフトの特徴やおすすめポイントは、こちらの記事で詳しく解説しているよ!
事業用クレジットカードでよくある質問
ここでは、事業用クレジットカードのよくある質問を紹介します。
Q:事業用クレジットカードの明細は確定申告に使える?
所得税の経費証明の書類として使えますが、消費税申告をする際は利用した店舗の領収書などが必要になります。
お店からもらった領収書や明細書は大切に保管しておこうね!
Q:事業用クレジットカードで税金の納付はできる?
納付できます。クレジットカードによってはポイントがつくだけではなく、支払回数を選べるものもあります。
納付金額によって手数料がかかる場合があるから注意してね!
Q:プライベート用のカードをビジネスで使い続けてもいい?
カード会社によっては、プライベートカードをビジネスに使うことを禁止している場合があります。規約に記載されていない場合は、カード会社に問い合わせてみましょう。
Q:仕訳の方法を教えてください
クレジットカードの仕訳の具体例を4つ紹介します。
まとめ:経理処理をラクにするにはクレジットカードを分けるのがおすすめ!
事業用とプライベート用のクレジットカードを一緒に使っていると、経理処理をするときに「どれを経費にすればいいのか」がわからなくなってしまいます。事業用のクレジットカードを作って、会計ソフトと連携しておけば、自動的に経費入力ができるので、確定申告の準備がスムーズに進みます。
クレジットカードと連携できる範囲が広く、使いやすい以下の会計ソフトがおすすめです。
クラウド会計ソフト | おすすめな人 |
freee会計 | 簿記まったく知らない人 |
マネーフォワードクラウド | データ連携で効率的に処理したい人 |
やよいの青色申告オンライン | サポートを受けながら進めたい人 |
これからも「日本人がお金に強くなることが日本を強くする」と信じて、ブログやYouTube・Voicy、学校の授業をがんばります。
それでは今日も素敵な一日を。
最後まで読んでくれたあなたに、幸あれ!
誰でもお金について学べるギャグ漫画を作りました
貯金、年金、保険、節税、投資、2,000万円問題…etc.を1冊の漫画で解決!
こどもから大人まで、幅広い層に愛されているお金の本です。お金について学んでほしい”家族や友人へのプレゼント”にも最適!
まずはザックリと、ギャグ漫画でお金の基礎を学ぶのがおすすめです!