貯金と投資のどっちをした方がいいの?
どちらか一方じゃなく、お金を使う時期にあわせて使い分けるのがポイントだよ!
めんどくさそうだから貯金だけでいいかな。
貯金しているだけでは、少しずつお金の価値が下がって損する可能性があります。貯金と投資は特徴が異なるため、どちらか一方を選択するのではなく使い分けることが大切です。
それぞれの特徴を押さえて、上手にお金を増やしていきましょう。
- 貯金と投資の選び方
- 貯金のメリットとデメリット
- 投資のメリットとデメリット
お金に対する不安を抱えている人は、しっかり学んでおこう!
お金を使う時期から貯金と投資を選択しよう
貯金と投資は、どちらか一方を選ぶのではなく、お金を使う時期にあわせて選択することがポイントです。
貯金と投資の選び方を詳しく解説するね!
すぐ使う予定があるお金は「貯金」
生活費や、事故・病気などに備えるためのお金は、いつでも引き出せるように貯金しておくのがおすすめです。収入が途絶えてしまっても生活できるように、6ヶ月~1年分を目安に貯金しましょう。
貯金には、普通預金や定期預金などがあります。普通預金は、いつでもお金の預け入れや引き出しが自由にできますが、貯金の習慣がない人は、いつでも引き出せるからこそ無駄遣いしてしまう可能性があります。
そんなときは、数か月から数年の期間をあらかじめ指定して銀行にお金を預けられる「定期預金」を活用しましょう。定期預金の期間内は、原則として現金を引き出せないため、無駄遣いが防止できます。
すぐに使うかもしれないお金は「普通預金」、結婚資金や教育資金は「定期預金」を活用しようね!
しばらく使わないお金は「投資」
生活費や緊急時に備える資金以外は、投資に回してもよいでしょう。
投資は、投資期間が長くなるほどお金が増えやすい傾向があるので、しばらく使わないお金で取り組むのがポイントです。生活費や緊急時に備える資金を投資に回してしまうと、頻繁に引き出さなくてはならなくなります。
効率的にお金を増やすためにも、まずは生活資金などを貯金をしたのちに投資を始めるようにしましょう。
使う時期だけでなく、貯金と投資のメリット・デメリットを見ることも大切だよ!
貯金のメリット
貯金と投資を比較する際は、それぞれのメリットを押さえておくことが大切です。ここでは、貯金のメリットを紹介します。
安全に保管できる
現金を自宅に保管していると、災害や盗難に遭うリスクが高くなります。警備体制が整った銀行に貯金するので、自宅よりも安全に保管できるでしょう。
万が一銀行が倒産した場合も、下表のように保護範囲内の現金は保証されます。
預金の種類によって保護される範囲が異なるから注意してね!
銀行のサービスが利用できる
銀行に貯金しておくと、コンビニや銀行のATMで自由に現金を引き出せるので、旅行や出張などの外出先でもすばやく対応できます。
さらに、振込みや送金、引き落としなどのサービスも利用できるため、現金を直接支払う手間が省けるのも大きなメリットです。
インターネットバンキングを使えば、時間と場所を気にすることなく取引できるよ!
貯金のデメリット
現金を安全に保管できたり、銀行の便利なサービスを利用できたりする貯金ですが、デメリットもあります。ここでは、貯金のデメリットを紹介します。
手数料がかかる
銀行サービスは便利な反面、お金を引き出したり、振込みをしたりする際に「手数料」が取られてしまいます。手数料は、1回あたり数百円程度ですが、サービスの利用回数が多くなるほど大きな負担となるでしょう。
少しでも負担を減らすためにも、手数料がかからない銀行を使うのが大切だよ!
お金の価値が下がる
「貯金していればお金は減らない」と思っている人は多いのではないでしょうか。しかし、インフレが起きると、貯金額は変わらなくてもお金の価値は下がってしまいます。
インフレとは、モノやサービスの価格が上がることをいいます。下図のように、インフレが起きると、今までと同じモノを購入する場合でも、より多くのお金を支払わなければなりません。
日本は毎年2%の物価上昇を目標としているため、世の中のモノとサービスの価格は少しずつ上がっていくでしょう。
しかし、銀行の金利は0.001%程度と低く、100万円を10年貯金しても利息は100円程度です。インフレで物価が上がっても銀行金利が比例して上がるわけではありません。そのため、貯金している現金の価値は下がってしまうのです。
「貯金をしたら損をする」という考え方をもっているといいかもね!
投資のメリット
ここでは、投資をするメリットを2つ紹介します。
お金が大きく増える可能性がある
投資は、成功すれば資産を大きく増やせる可能性があります。
たとえば、毎月2万円を年利3%で積み立てた場合、10年後には約280万円になります。一方、毎月2万円を貯金しているだけでは、10年後に約240万円にしかなりません。
毎月の金額が同じでも、こんなに大きな差になるんだね!
インフレに強い
株式や債券、投資信託などの金融商品に換えて運用する投資は、インフレに強い傾向があります。一方、現金はインフレで物価が上がったときに価値が下がってしまうので、資産が年々減ってしまうリスクがあります。
投資はインフレ対策にもなるんだね!
投資のデメリット
投資はお金を大きく増やせる可能性がある一方、デメリットもあります。ここでは、投資のデメリットを紹介します。
元本割れリスクがある
投資は元本が保証されないため、運用状況によって元本割れリスクがあります。お金を大きく増やせる可能性がある一方で、損してしまうリスクがあることも押さえておきましょう。
正しい知識を身につけて投資先を選べば、元本割れリスクを抑えられるよ!
すぐに現金化できない
投資は、現金を株式などの金融商品に換えて保有します。そのため、現金が必要になったときは、金融商品を売却して現金化しなければなりません。
資産を売却して現金が振り込まれるまでに数日かかる場合があるため、急な出費に対応しにくいというデメリットがあります。
投資にお金を回しすぎていると、急にお金が必要になったときに困ってしまうんだね!
まとめ:貯金と投資を組み合わせてお金を蓄えよう
貯金と投資はそれぞれメリット・デメリットがあるので、どちらか一方ではなく、お金を使う時期にあわせて使い分けるのがポイントです。
すぐ使う予定があるお金は貯金し、しばらく使わないのであれば投資に回して効率的にお金を増やしましょう。
これからも「日本人がお金に強くなることが日本を強くする」と信じて、ブログやYouTube・Voicy、学校の授業をがんばります。
それでは今日も素敵な一日を。
最後まで読んでくれたあなたに、幸あれ!
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