住宅ローン組んだけど返せなくなったらどうしよう…。
5円くん、住宅ローンを滞納したらどうなるか知ってる?どうしよう。
借りることで頭いっぱいで先のことは考えてなかった…
万が一のために、住宅ローンを返せなかったらどうなるか、どうすべきか、教えるね!
夢のマイホームのために住宅ローンを借りて、しっかり返していこうと意気込んでいるなかで「住宅ローンを返せなかったらどうしよう…」と不安を感じていませんか?
そもそも住宅ローンは、収入に見合わない金額でも借りられるので、返せなくなったと悩んでいる人が少なくありません。住宅ローンを返済できなくなってしまう状況に備えて、滞納が続いたときに起こることや原因を学んで、適切な対処をできるようにしましょう。
- 住宅ローンを返せないときに起こること
- 住宅ローンを返せなくなる原因
- 住宅ローンを返せないときの対処法
適切な対処法を知って正しく備えよう!
住宅ローンを返せなくなったらどうなる?
住宅ローンの返済が難しくなり滞納が続くと、ハガキや電話による入金催促が行われます。それでも返済しない場合は、一括返済が求められ、最終的に競売にかけられて強制的に売却されてしまいます。
なお、返せなくなったら、すぐに売却されるわけではありません。住宅ローンが返せない場合は、以下の流れで手続きされます。
督促状がくる
住宅ローンが返せない状況になってから1〜2ヶ月目に、催告書や督促状が届きます。それでも返済せずに無視していると電話がくるようになります。
その状況が3ヶ月続くとブラックリストに載り、クレジットカードや車のローンなどを新しく組めなくなってしまう可能性があります。
一括返済を求められる
督促状をそのままにしていると「期限の利益の喪失」通知が届きます。
期限の利益とは、返済までの期限が猶予される権利をいい、期限の利益の喪失通知は「支払う約束を守れないなら期限まで待ちません、一括で払ってね」ということです。
期限の利益を喪失するまでの期間は、金融機関や契約内容によって異なりますが3〜6ヶ月が一般的です。この期間を過ぎると、金融機関に相談にのってもらえず、一括返済するか、家を自分で売却しなければなりません。
競売にかけられる
期限の利益を喪失し、あらゆる手段を使っても一括返済ができない場合、家が競売にかけられることになります。競売とは裁判所でおこなわれるオークションのようなものであり、売却金額が住宅ローンの残高を下回ってしまった場合は、残金を返済しなければなりません。
これでも返済できなかったら自己破産することになるよ…
住宅ローンを返せなくなる原因
住宅金融支援機構の調査によると、約3%の人が住宅ローンを返せなくなっているといわれています。
住宅ローンを返せなくなる原因は、そもそもの計画に無理があった場合や、家計や家庭環境の変化など、世帯によってさまざまです。ここでは、住宅ローンが返せない状況のよくある事例を紹介します。
無計画な借り入れをしている
収入に見合わない借入計画を立ててしまうと、住宅ローンを返せなくなる可能性があります。
- ボーナス払いを前提にしている
- 将来収入が上がると見込んでいる
- 将来も安定して収入を得られると疑わない
- 定年後も元気に働けばいいと考えている
- 固定資産税や火災保険などの諸費用を考えていない
金融機関から提案される借入可能金額は適正でない可能性があるので、本当に払い続けていけるのかを検討した上でローンを組むことが大切です。
住宅ローンは借りられる金額ではなく、返せる金額を借りようね!
収入が減少した
収入が減少して、住宅ローンを返済できなくなるケースも多くあります。
収入が減少する例
- リストラや倒産により失業してしまった
- 給料や退職金が業績不振により減額されてしまった
- 病気やケガで働けなくなってしまった
支出が増加した
支出が増加して、住宅ローンを返済できなくなるケースもあります。
- 子どもの進学に高額な教育費が必要になった
- 病気やケガで多額の医療費・治療費が必要になった
教育費などの予測できる支出は、住宅ローン組む際に考慮しておこうね!
家庭環境が変化した
家庭環境の変化も、収入減少もしくは支出増加につながる可能性があります。想定することが難しいものもありますが「どうなったら住宅ローンが返せなくなるのか」と事前に押さえておきましょう。
- 別居や離婚
- 夫(妻)の単身赴任
- 家族や親戚の介護
住宅ローンを返せないときの対処法
ここからは、住宅ローンが返せないと感じたときの対処法を解説します。
なお、任意売却は、住宅ローンが返せないときの手段の一つですが、信用情報に影響を与える(ブラックリストに載る)可能性があるので注意が必要です。
支払いが厳しいと感じたら、滞納してしまう前に対処しよう!
家計を見直す
少しでも住宅ローンの返済に不安を感じたら、家計を見直しましょう。まずは、保険や水道光熱費、通信費などの固定費を見直すことがポイントです。
- 保険を見直す
- 格安SIMに乗り換える
- サブスクリプションを見直す
- 副業をして収入を増やす
銀行に相談する
住宅ローンの返済が難しいと感じたら、銀行に相談するのも手段の一つです。
「家計を見直してから…」と考える気持ちもわかりますが、滞納しないためにも可能な限り早く銀行に相談することが大切です。なぜなら、先ほど解説した期限の利益を喪失してしまうと、金融機関に相談しても解決できない場合があるからです。
- 返済期間を延長する(月々の返済額を減らす)
- ボーナス払いを廃止もしくは減額する
- 一定期間の支払いを利息分のみにする
早い段階で相談すれば、支払条件を変更できる可能性があるよ!
借り換え
現在借りている金融機関に相談しても改善できない場合は、ほかの金融機関に変更(借り換え)することも視野に入れましょう。借り換えをすれば、金利が下がって返済総額を抑えられたり、支払い条件を優遇してくれたりする可能性があります。
また、離婚等で住宅ローンの名義変更をしたい場合も、借り換えの検討がおすすめです。住宅ローンは原則、名義変更できませんが、新たな住宅ローン借り換えをすれば名義人が変更できます。
借り換えを検討したいときには、モゲチェックなどの住宅ローン一括比較サイトを使うと、自分で銀行を比較する必要がなくなるので便利です。住宅ローンの返済額がいくら減らせるのか、金利が低い銀行がどこなのかを教えてくれるので、銀行を比較している時間がない方は、ぜひ利用してみましょう。
なお、借り換えを行う際は事務手数料などのコストがかかるので、金利だけでなく支払総額や支払期間など総合的に判断することが大切です。
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まとめ
自身の年収以上の金額が借りられる住宅ローンに対して、ローンを返済し続けられるのか不安に感じる人も多いでしょう。
ローンの返済に不安がある場合は、まずは家計を見直したり銀行に相談したりと、可能な限り早めの対処が大切です。また、少しでも月々の返済額を減らしたい方は、モゲチェックを活用して、より負担が減らせないかも検討してみましょう。
- 住宅ローンが返せないと家を手放さないといけない
- 返済が難しくなったら借り換えも視野に入れる
- モゲチェックを使えば、住宅ローンを無料で比較できる
これからも「日本人がお金に強くなることが日本を強くする」と信じて、ブログやYouTube・Voicy、学校の授業をがんばります。
それでは今日も素敵な一日を。
最後まで読んでくれたあなたに、幸あれ!
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