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残クレはやばい?後悔する理由やローンとどっちがいいのかを紹介

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5円くん

友達から「残クレはやばい」って聞いたけど、なんで?

大河内さん

走行距離に制限が設けられていたり、支払総額がローンよりも高くなったりする可能性があるからだよ!

5円くん

そうなんだ!じゃあ、ローンの方がいいのかな?

大河内さん

残クレとローンのどっちがいいのか、選び方も紹介するね!

残クレは、車両価格の一部を差し引いた金額に対してローンを組むことで、月々の支払額を抑えられるローンです。

ただし、走行距離に制限が設けられていたり、車の状態によっては追加費用が発生したりする場合があるので注意が必要です。

なかには、残クレよりもローンで購入する方が返済の負担が小さくなるケースがあるため、それぞれがどのような人に向いているのかを押さえておきましょう。

この記事でわかること
  • 残クレがやばいと言われる理由
  • 残クレで損する可能性がある人
  • 残クレとローンの選び方
大河内さん

車を残クレで買って後悔しないためにも、自分に合った購入方法を選択できるようになろう!

残クレとは

残クレとは、車両価格から残価(将来の買取価格)を差し引いた金額に対して分割して支払う方法のことで、残価設定型クレジットの略称として使われています。

残クレやばい

残クレでは、車両価格から残価を差し引いた金額が借入額となるため、月々の支払額が抑えられます。なお、ローンの返済期間終了後は、以下の3つのいずれかで清算することになります。

  • 車を返却する
  • 別の車に乗り換える
  • 残価を支払って買い取る

車を返却または別の車に乗り換える場合は、残価の支払いが不要です。ただし、返却時の車の状態によっては清算金を請求される場合があるので注意しましょう。

同じ車に乗り続けたい場合は、残価を一括または再ローンによって支払い、車を買い取る必要があります。

残クレがやばいといわれる理由

残クレがやばいといわれる主な理由は、以下の4つです。

  • 残価にも金利がかかる
  • 走行距離に制限が設けられている
  • 車の状態によっては追加費用が発生する
  • 乗り換える車が同じメーカーに限定される
大河内さん

それぞれ詳しく解説するよ!

残価にも金利がかかる

残クレの月々の返済額は、車両価格から残価を差し引いた金額から算出しますが、金利は残価を含めた車両価格全額にかかるので注意が必要です。

たとえば、車両価格300万円のうち150万円を残価として設定した場合、150万円を分割した金額がローン返済額となりますが、金利は残価を含めた300万円にかかります。つまり、元金が減らない期間が長くなることで、総支払額が増えてしまうのです。

さらに、ローンの返済期間終了後、車を買い取るために再度ローンを組むと、残価150万円に再び金利がかかってしまいます。

走行距離に制限が設けられている

将来の買取価格を事前に決めておく残クレでは、車の価値が下がることを防ぐために走行距離に制限が設けられているのが一般的です。

ディーラーが定めた走行距離の上限を超えると、超過した距離に応じて追加費用が発生します。各ディーラーの走行距離の上限や超過料金は、以下のとおりです。

残クレ やばい メーカー別
大河内さん

通勤やレジャーで長距離を走行する人は、超過料金が発生する可能性があるよ!

車の状態によっては追加費用が発生する

傷やへこみ、事故による修復歴によって車の価値が下がると、追加費用を請求されることがあります。

想定外の出費を防ぐためにも、どのようなケースで追加費用が発生するのかを事前に確認しておきましょう。

乗り換える車が同じメーカーに限定される

残クレで購入した車から別の車に乗り換える場合、残価を支払うことなく乗り換えられます。ただし、乗り換える車は同じメーカーの車に限られます。

他メーカーの車に乗り換える場合は、車を返却してから新たな車を購入したり、残価を支払ってから中古車買取店に売却したりする手間がかかります。

なお、車を返却する際に査定額が残価より高くなっていても、残価を上回る金額を受け取れるわけではありません。一方、走行距離や損傷によって査定額が残価を下回っていれば、差額分の支払いが発生するので注意が必要です。

車を買い取って中古車買取店に売却する場合は、残価分を一括請求されるケースがほとんどです。

5円くん

残クレで購入していると、他メーカーの車に乗り換えるときに面倒なんだね!

残クレで損する可能性がある人

長距離運転をする人や、車の運転に慣れていない人が残クレを使うと、損をする可能性があります。

ここでは、どのような人が残クレで損するのかを詳しく紹介します。

長距離を運転する機会が多い人

残クレで購入する車には各ディーラーが走行距離制限を設けており、上限距離を超えると超過料金が発生するケースがほとんどです。

そのため、長距離を運転する機会が多い人は、超過料金が高額になる可能性があります。超過料金が発生しないように走行距離を気にしながら運転することで、カーライフを楽しめなくなることも考えられます。

同じ車に長く乗りたい人

残クレは3~5年の契約が一般的で、ローン返済期間終了後に同じ車に乗り続ける場合は、残価を支払って車を買い取る必要があります。

車を買い取るためにまとまったお金が必要になったり、再ローンによる金利負担がかかったりするので注意しましょう。

大河内さん

同じ車に長期間乗りたいなら、残クレを利用しないほうがいいよ!

運転に慣れていない人

残クレで購入した車に傷やへこみ、事故による修復歴があると、追加費用を請求されることがあります。

運転に慣れていない人は事故のリスクが高く、追加費用が発生する可能性も高くなるため、残クレは適していないでしょう。

残クレ以外の購入方法

残クレ以外で車を購入する主な方法には、銀行マイカーローンとディーラーローンがあります。

残クレが適していないと感じる人は、それぞれのローンの特徴を抑えたうえで、自身にどちらが合っているかを選びましょう。

銀行マイカーローン

銀行マイカーローンは、銀行やJAなどの金融機関から借り入れた資金で車を購入する自動車ローンのことです。

銀行マイカーローンで車を購入すれば、ディーラーから走行距離やカスタマイズの制限がかけられることはありません。

銀行マイカーローンの金利は、残クレよりも低い傾向があります。残クレの金利が3~5%が目安といわれているのに対し、銀行マイカーローンの金利は1~4%が相場とされています。

また、残クレは毎月の支払額を抑えられるものの、元金の減りが遅いため、支払総額が大きくなりやすいローンです。このように、残クレより銀行マイカーローンのほうが自動車購入の負担が小さくなるといえます。

たとえば、車両価格300万円の車を残クレと銀行マイカーローンで購入した場合の返済シミュレーション結果を比較すると以下のようになります。

【前提条件】
車体価格:300万円
返済回数:60回(5年)
残クレの残価:150万円

残クレ やばい マイカーローンとの比較表

300万円の車を3.5%の金利で5年払いで購入する場合、残クレと銀行マイカーローンでは支払総額に約12万円の差が生じます。

大河内さん

数年後も同じ車に長期間乗り続けたいなら、銀行マイカーローンを検討してみよう!

ディーラーローン

ディーラーローンは車の購入タイミングに合わせて申し込むことができ、審査結果が即日通知されることが多いため、たくさんの人から選ばれているローンです。ただし、ディーラーローンの金利は5~6%と、残クレや銀行マイカーローンよりも高い傾向があるので注意が必要です。

加えて、完済するまで車の所有権はディーラーや信販会社がもっているケースが多いため、返済が滞ると車が売却されるリスクがあります。

銀行マイカーローンよりも審査に通りやすい傾向があることから、審査に不安をもっている人が利用するケースが多いです。

大河内さん

銀行マイカーローンで審査に落ちてもディーラーローンでは審査に通る場合があるよ!

残クレとローンのどっちがいい?

残クレとローンは特徴が異なるため、自分に合った借り入れ方法を選ぶことが大切です。

ここでは、それぞれがどのような人に適しているかを紹介します。

残クレが向いている人

残クレが向いているのは、以下のような人です。

  • 毎月の支払額を抑えたい人
  • 定期的に新しい車に乗り換えたい人
  • 数年後に車を手放す予定がある人

残クレで車を購入すると、月々の支払額を抑えられます。加えて、別の車に乗り換えるときに売却したり処分したりする手間が省けるので、定期的に新しい車に乗り換えたい人に向いています。

ただし、車の損傷や走行距離によっては追加費用を請求される場合があるので注意しましょう。

ローンが向いている人

以下のような人は、ローンで車を購入するのがよいでしょう。

  • 自由に乗りたい人
  • 車の使用頻度が高い人
  • 同じ車に長く乗り続けたい人

ローンで車を購入すれば、走行距離制限やカスタマイズの制限がかかることはありません。また、同じ車に長く乗り続ける場合は、残クレのローン返済期間終了後に残価を支払って車を買い取るよりも、ローンで購入した方が支払総額を抑えられる可能性があります。

まとめ:残クレの特徴を理解してローンを組もう

残クレは、月々の返済額を少なくできる反面、走行距離に制限が設けられていたり、車の状態によって追加費用が発生したりする可能性があります。

数年後に車を手放すか、新しい車に乗り換える予定がある人は、車両価格の一部の支払いが不要となる残クレが適しています。

一方、長距離を運転する機会が多い人や同じ車に長く乗り続けたい人は、ローンで購入したほうが負担が小さくなるケースが多いでしょう。

  • 残クレは、毎月の支払額を抑えられる購入方法
  • 残クレは、乗り方によって追加費用が発生する可能性がある
  • 長距離を運転する人や同じ車に乗り続けたい人にはローンがおすすめ

これからも「日本人がお金に強くなることが日本を強くする」と信じて、ブログやYouTube・Voicy、学校の授業をがんばります。

それでは今日も素敵な一日を。

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