住宅ローンを払えなくなったら家を出ないといけないのかな…
売らずに住み続けられる方法があるよ!
そうなんだ!詳しく教えて!
収入が減ったり生活環境が変わったりして、住宅ローンを払えなくなり、今の生活を続けられるのか不安を感じている人もいるでしょう。住宅ローンを払えない状況になっても、すぐに自宅が売却されるわけではないので安心してください。
しかし、そのような状態で放置していると家に積み続けられなくなってしまうので注意が必要です。
住み慣れた家を手放すことにならないためにも、対処法を学んでおきましょう。
- 住宅ローンを払えなくなったときに起こること
- 住宅ローンを払えない状況でも住み続ける方法
- 住宅ローンを払えなくなったときのNG行動
今後も安心して暮らせるようにポイントを押さえておこう!
住宅ローンを払えなくなるとどうなる?
住宅ローンを払えなくなっても、すぐに自宅が売却されるわけではありません。住宅ローンを滞納すると、以下のように数ヶ月にわたって手続きが進められます。
督促状による入金催促に応じなければ、信用情報に金融事故として記載され、カードローンや車のローンなどの審査に影響を与えてしまいます。
その後も返済に応じなければ一括返済を求められ、競売によって自宅が強制的に売却されてしまうので注意が必要です。
なお、売却金額が住宅ローンの残債を下回った場合は、残金を返済しなければならないので注意しましょう。
住宅ローンを払えない状況で住み続ける方法
住宅ローンを払えない状況になっても、同じ家に住み続けたいと考える人も多いでしょう。自宅を売らずに住み続けたい人は、以下の方法を試してみましょう。
- 家計を見直す
- 金融機関に相談する
- 借り換える
- リースバックを検討する
- 個人再生の住宅ローン特則を利用する
家計を見直す
住宅ローンを払えなくなる原因の1つとして、無駄な支出が多いことが挙げられます。支出を見直すときは、毎月決まった支払いがある「固定費」から見直すのがポイントです。
食費や娯楽費などの変動費は節約を継続するのが難しいため、一時的に抑えられたとしても元の支出額に戻ってしまうケースが多いです。節約のストレスから支出が増えると、状況をより悪化させてしまうでしょう。
一方、固定費の節約効果は長期間続くため、効率よく支出を抑えられます。固定費を見直すときは、以下の項目を確認してみましょう。
- 光熱費
- 通信費
- 保険
- サブスクや年会費
- 車の維持費 など
より高い効果を得たいときは、金額が大きいものから見直していくのが効果的です。
金融機関に相談する
家計を見直しても住宅ローンを払えない状況が続く場合は、金融機関に相談してみましょう。金融機関に相談すれば、返済期間を延長してもらえたり、一定期間の返済額を減額してもらえたりする可能性があります。
返済が苦しくなったら早めに金融機関に相談しよう!
借り換えをする
金融機関に相談しても返済の負担を軽減できない場合は、借り換えを検討しましょう。金利が低い住宅ローンに借り換えることで、毎月の返済額や総返済額を減らせます。
たとえば、以下のように借入総額が2,500万円の住宅ローンで適用金利が1.5%から0.8%の住宅ローンに借り換えると、総返済額が約200万円少なくなります。
モゲチェックを使えば、無料で金利と返済額のシミュレーションができるよ!
リースバックを検討する
住宅ローン返済が苦しい場合は、リースバックを利用するのも手段の一つです。リースバックとは、自宅を任意売却し、買主と賃貸借契約を締結することで売却後も同じ家に住み続けられる仕組みのことです。
リースバックをすると家賃の支払いが発生するものの、固定資産税や修繕費などの負担がなくなります。また、資金に余裕ができたタイミングで自宅を買い戻すことも可能です。
ただし、売却価格が低かったり、家賃が高く設定されたりすると生活が苦しくなる場合もあります。リースバックを利用する際は、どれほどの負担になるかのシミュレーションをしておきましょう。
住宅ローンを払えなくなったときのNG行動
ここでは、住宅ローンを払えなくなったときにやってはいけない行動を紹介します。
何も対処しない
住宅ローンを払えない状況でも同じ家に住み続けたい場合は、早めに対処することが大切です。入金催促を無視し続けていると一括返済や強制売却を求められる場合があります。
そのような状況にならないためにも、家計を見直したり金融機関に相談したりするようにしましょう。住宅ローンの借り換えをすることで毎月の負担が軽減される可能性があるので、モゲチェックなどの比較サイトでシミュレーションをしてみるのもおすすめです。
カードローンやキャッシングで返済資金を賄う
住宅ローンを払えなくなったときに、カードローンやキャッシングでお金を借りることを考える人もいるでしょう。
しかし、カードローンやキャッシングの金利は住宅ローンより高いため、一時的な返済資金を準備できても借金が返せなくなり、別の会社からお金を借りる「多重債務」になってしまいます。
最終的に自己破産することになりかねないので、住宅ローン返済のためにカードローンやキャッシングを利用するのはやめましょう。
家計の見直しや金融機関への相談によって、返済の負担軽減を目指そう!
まとめ:住宅ローンを払えなくなったら早めに対処しよう
住宅ローンを払えない状況になっても、すぐに自宅が売却されるわけではありません。同じ家に住み続けるためには、家計を見直したり、金融機関に相談したりして早めに対処することが大切です。
金融機関に相談しても改善できない場合は、借り換えやリースバックも視野に入れてみましょう。
- 住宅ローンを払えなくなったら早めに対処する
- 家計の見直しや金融機関への相談で状況の改善を目指す
- モゲチェックなどの住宅ローン比較サイトの活用がおすすめ
これからも「日本人がお金に強くなることが日本を強くする」と信じて、ブログやYouTube・Voicy、学校の授業をがんばります。
それでは今日も素敵な一日を。
最後まで読んでくれたあなたに、幸あれ!
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